関東のさぬきうどん・綾





 香川を去るとき一番の心残りは「もう美味しいさぬきうどんを食べる事ができない」であった。これはもう私にとっては一大事。もはやカトキチの冷凍うどんを心の拠り所にするしかないのか…そう思いながら駅の立ち食いで蕎麦を食する日々を送ってきた。

      
「川崎の方に”あたりや”で修行した人が店を出したらしい」朗報が届いたのは2002年の春頃だったか。川崎といっても駅の方ではなく東名のインター近くと知ったのはそれからもう少しあと。住所を頼りに車でGO!品書きを見て一目瞭然。★”あつあつ””ひやあつ”…ここに来て良かった。ひやあつを頼む。ダシ(つゆ)を一口すすり、イリコだしを堪能、ああ香川だ…麺をズルズル吸い込む。太くてうねってコシがある特徴的な麺。あっという間になくなり、”しょうゆうどん”追加。あたりやと同じくポン酢を入れてまたズルズル。
 嗚呼、おいしいうどんはどうしてこうもなくなるのが早いのか(笑)
このレベルのうどんを関東で食べられるとは本当に思わなかった。何て幸せな事でしょう!

★”あつあつ””ひやあつ””ひやひや”
香川の名店、宮武を筆頭とした宮武グループ(山内・あたりや・松岡等)で使われている独特の呼称。
あつあつは麺もつゆも熱いもの。
ひやひやは麺もつゆも冷たいもの。
ひやあつは麺は冷たくつゆは熱いもの…なのであるが結果として「ぬるいうどん」になる。香川ではこれはアリなのです。猫舌の人や麺はコシを残しておきたいがつゆは冷たいとイヤンな人がひやあつを頼みます(多分。私は後者の理由でよくひやあつを頼む)。
うどん小300円、うどん大450円

「綾」 川崎市宮前区犬蔵1-9-21 10:30〜15時頃(売り切れじまいあり)火曜定休



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